「CAT.AI」新サービス記者発表会 実施レポート
株式会社トゥモロー・ネットは、2024年7月9日、「CAT.AI(キャットエーアイ)」を新しくAIコミュニケーションプラットフォームとして展開し、さらには生成AIとの連携を中心とした新機能を搭載したサービスラインアップを大幅に拡充することを発表しました。これに伴い同日、新サービス記者発表会を開催しましたので、その模様をお伝えします。
AI事業のビジネス戦略と今後の展望
まず、取締役副社長/COOの松浦よりトゥモロー・ネットの紹介をしました。トゥモロー・ネットはNVIDIA社、Supermicro社を主要取扱製品としてGPUサーバーを中心にITインフラ基盤を主軸とし、さらにワールドワイドの最先端IT技術を活用した仮想化やセキュリティなどのソリューションも多くのお客様に提供していることを説明しました。
また、2025年で設立20周年を迎えるにあたり、『2022年に新事業として確立した自社AIサービス「CAT.AI」とともに、AIサービスからITインフラ基盤までの技術力で社会課題を解決する「トータルAIソリューションカンパニー」として他に類を見ない企業になるべく邁進する』と力強く述べました。
コミュニケーションプラットフォーム「CAT.AI」の製品概要および新サービスについて
続いて取締役/CPO兼AIプラットフォーム本部長の澁谷より「CAT.AIの概要および新サービスについて」ご紹介しました。
冒頭に弊社で実施した「ボイスボットユーザー調査」の結果(2024年度版)やその他の業界のデータを提示し、ユーザーがデジタルチャネルに求められるものは「初めて利用しても、カンタンにわかりやすく要望が解決することである。つまりユーザーにどう聴こえ、見え、動いているのか、このデザインが企業評価となる」と述べました。「CAT.AI」の設計においても、高い技術力に加えて、CXを理解してユーザーにわかりやすいサービスデザインにするために、UIやシナリオを専門にデザインを行う「CXデザイナー」チームを保持していることがCAT.AIのコア・コンピタンスの一つであることを重要な差別化要因として挙げました。
「CAT.AI CX-Bot (旧称:CAT.AI)」
続いて、2022年3月よりチャットボットとボイスボットが1つのプラットフォームで同時に利用できる『CXマルチモードAI🄬』を搭載した「CAT.AI CX-Bot (旧称:CAT.AI)」を紹介し、過去二年半で大手製造業や東京ガスなどのエネルギー業界、損害保険業界、横浜市など地方自治体などの多くの導入事例を保持していることをご説明しました。
新機能「CAT.AI SPeech」と「CAT.AI GEN-Bot」について
また、新たに追加された機能として、「CAT.AI SPeech」と「CAT.AI GEN-Bot」をご紹介しました。
住所や氏名に特化した専用の音声認識エンジン搭載で認識精度を強化した独自のSTTエンジン 「CAT.AI SPeech」
ユーザーが住所を伝える際、現在市場に存在するSTTでは音声認識の問題でスムーズに建物名まで伝えることが難しいと言われていましたが、「CAT.AI Speech」では自社におけるAI学習で住所データとのマッチングにより認識率を飛躍的に向上させたと説明しました。特に、AI開発をしている会社はAI音声認識率を上げることにのみ意識が向きがちですが、ユーザーにとっては、自分の発する言葉がAIにスムーズに特定されれば良いというユーザー目線を重視して開発を進めた点が特徴である旨を説明しました。
生成AIと連携してユーザーに適切な回答を提供する「CAT.AI GEN-Bot」
Gen-Botはユーザーが持つ質問やクエリに対して、生成AIと連携して企業が持つあらゆる情報を集約して適切な回答を作成し返信する機能です。実は生成AIが注目され始めたときから多くのお客様から本機能に対してご要望をいただいていたという製品開発の背景を澁谷が説明しました。ユーザー向けにも(社外向け)に使えるサービスで、テキストだけではなく音声も認識できるGen-Botならではの強みを、デモを交えてご説明しました。
CAT.AIプラットフォームラインナップ
CAT.AIには今回新機能が加わることで、ユーザー対応がよりスムーズになるだけでなく、WEBサイトやアプリなど自社で使用しているツールとの連携が可能になり、ユーザーチャネルからバックヤードサポート、社内サポートに至るまで、幅広いシーンで柔軟に活用ができるようになることを説明しました。また、「CAT.AI GEN-Bot」、「CAT.AI SPeech」、「CAT.AI OPerator」は2024年9月より販売開始すると説明しました。
最後の質疑応答では記者からたくさんの質問をいただきました。
お忙しい中記者発表会にお越しくださいました各メディア様、ありがとうございました。
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「CAT.AI(Customer Agent of Tomorrow AI)」について
「CAT.AI」は「ヒトとAIの豊かな未来をデザイン」をビジョンに、コンタクトセンターや企業のAI対応を円滑化するAIコミュニケーションプラットフォームを開発、展開しています。プラットフォームにはボイスボットとチャットボットをオールインワンで提供する「CAT.AI CX-Bot」、生成AIと連携したサービス「CAT.AI GEN-Bot」を筆頭に6つのサービスが含まれ、独自開発のNLP(自然言語処理)技術と先進的なシナリオ、直感的でわかりやすいUIを自由にデザインし、ヒトを介しているような自然なコミュニケーションを実現します。独自のCX理論×高度なAI技術を以て開発されたCAT.AIは、金融、保険、飲食、官公庁を始め、コンタクトサービスや予約サービス、公式アプリ、バーチャルエージェントなど幅広い業種において様々なシーンで活用が可能です。
【CAT.AI サービスサイト】
https://cat-ai.jp/
サービスに関するお問合せ先
株式会社トゥモロー・ネット AIプラットフォーム本部 CXコンサルティング部門
こちらよりお問い合わせください。
※記載されている会社名、ロゴ、製品名、サービス名は株式会社トゥモロー・ネットまたは各社の商標もしくは登録商標です。
今後ともどうぞよろしくお願いします。
この記事の筆者
株式会社トゥモロー・ネット
AIプラットフォーム本部
「CAT.AI」は「ヒトとAIの豊かな未来をデザイン」をビジョンに、コンタクトセンターや企業のAI対応を円滑化するAIコミュニケーションプラットフォームを開発、展開しています。プラットフォームにはボイスボットとチャットボットをオールインワンで提供する「CAT.AI CX-Bot」、生成AIと連携したサービス「CAT.AI GEN-Bot」を筆頭に6つのサービスが含まれ、独自開発のNLP(自然言語処理)技術と先進的なシナリオ、直感的でわかりやすいUIを自由にデザインし、ヒトを介しているような自然なコミュニケーションを実現します。独自のCX理論×高度なAI技術を以て開発されたCAT.AIは、金融、保険、飲食、官公庁を始め、コンタクトサービスや予約サービス、公式アプリ、バーチャルエージェントなど幅広い業種において様々なシーンで活用が可能です。