トゥモロー・ネット、CAT.AI マルチAIエージェントを発表 複数のAIエージェントが連携して業務を自動化

~各エージェントが分担して情報収集・判断・実行、回答幅が広がり業務プロセスを効率化~
株式会社トゥモロー・ネット(本社:東京都品川区、代表取締役社長:李 昌珍 以下、トゥモロー・ネット)は、複数のAIエージェントが連携してタスクや問合せを自動化するマルチAIエージェント機能を実装した、AIコミュニケーションプラットフォーム「CAT.AI」の最新バージョンを、2025年7月に提供開始します。
近年のカスタマーサービス市場は、慢性的な採用難やテクノロジーの発展を背景に、AIを活用した顧客体験の向上や業務効率の改善が求められています。トゥモロー・ネットでは、サービスの提供者/利用者双方がいかにストレスや手間なく問い合わせを解決できるか=「エフォートレス(Effortless)な体験」を設計できるかが顧客満足度の向上につながると考え、CX(顧客体験)デザインを重視したAIサービスの開発・提供に取り組んでいます。
今回発表するマルチAIエージェントは、業務用途に応じて専門性を持つ複数のAIエージェントが役割に応じて、情報収集・判断・応答などの機能を分担して動作するもので、ユーザーからのリクエストに対して、指令役となるリードエージェントが各エージェントの動作を制御・連携させてタスクの並行処理ができます。シングルエージェントでは対応が難しい複雑な業務にも柔軟に対応できようになるため、問い合わせ業務における回答幅を広げ、AIによる自動化システムの運用を簡素化し、業務効率化およびスムーズで分かりやすい顧客体験を促進します。

■CAT.AIのマルチAIエージェントの特徴
※用途に応じて、必要なエージェントを組み合わせて使用
- Operational AI(タスク実行型)
選択・解析・判断・作成などタスクを実行するAIエージェント
<活用シーン>受発注や資料作成など定型業務の指示、データや文章の解析・分析・要約・カテゴライズ - Generative AI(RAG×LLM型)
RAG(検索拡張生成)を活用した大規模言語モデル(LLM)と連携した回答を生成するAIエージェント
<活用シーン>商品情報、書類の検索・回答、FAQ・返信文の作成、ガイドラインに基づいた専門的な回答の生成 - Navigational AI(NLP/ナビゲーション型)
AI対応完了率最大96%を誇る、ナビゲーション形式で回答サポートや手続きを進めるAIエージェント
<活用シーン>手続き・予約・照会・変更などのカスタマーサポート業務、情報の聴取・ユーザー情報の特定 など - Human(有人によるチャット/コール)
AIエージェントの対応範囲外の業務や、緊急性が高く、人による対応が望ましい対応を行う有人エージェント
<活用シーン>苦情などの感情的な要素が必要になる対応、AIエージェントのエスカレーション対応
【ユースケース例】 損害保険業界:保険金の請求可否に関する問い合わせ対応

<マルチAIエージェントの仕組み>
リードエージェントと呼ばれる司令役が各エージェントを制御・動作させてタスクを並行処理
例えば、損害保険業界では、契約者からの保険金の請求可否に関する問い合わせに対し、Generative AIが規約やFAQを参照して最適な回答を生成します。追加の質問に対してはNavigational AIが必要な情報を収集し、そのままOperational AIが請求手続きをガイドする、といった連携が可能で、ユーザーの多様なニーズに対し一連の流れをマルチAIエージェントで対応できます。また、必要に応じて有人(エージェント:Human)へエスカレーションも行われ、ユーザー体験の最適化を図ることが可能です。
トゥモロー・ネットは、CAT.AI マルチAIエージェントの提供を通じて、あらゆる業界のカスタマーサポートや、転入出に伴う一連の行政手続きといった登録作業や変更作業の効率化、企業の社内業務における活用を目指すとともに、あらゆる分野におけるAIニーズをサポートし、社会をよりよい未来へ導く取り組みを進めてまいります。
「CAT.AI(Customer Agent of Tomorrow AI)」について
「CAT.AI」は「ヒトとAIの豊かな未来をデザイン」をビジョンに、コンタクトセンターや企業のAI対応を円滑化するAIコミュニケーションプラットフォームを開発、展開しています。プラットフォームにはボイスボットとチャットボットをオールインワンで提供する「CAT.AI CX-Bot」、生成AIと連携したサービス「CAT.AI GEN-Bot」を筆頭に6つのサービスが含まれ、独自開発のNLP(自然言語処理)技術と先進的なシナリオ、直感的でわかりやすいUIを自由にデザインし、ヒトを介しているような自然なコミュニケーションを実現します。独自のCX理論×高度なAI技術を以て開発されたCAT.AIは、金融、保険、飲食、官公庁を始め、コンタクトサービスや予約サービス、公式アプリ、バーチャルエージェントなど幅広い業種において様々なシーンで活用が可能です。
https://cat-ai.jp/
トゥモロー・ネットについて
トゥモロー・ネットは、AIで新しい社会を創る「Visionary AI Orchestrator」として、AIに関するインフラ、プラットフォーム基盤、アプリケーション、サービス、ユーザーインターフェイスにおいて最適なAI環境の導入を支援するトータルAIソリューションカンパニーです。創業以来培ってきた豊富なインフラ導入実績を活かしてGPUサーバーを含むAI基盤の選定・運用から、自社開発のチャットボット/ボイスボット、生成AI連携、マルチAIエージェントといった最先端のAIソリューションを用いたITシステムの構築を一気通貫で提供します。社会インフラ、金融、流通、コールセンターや行政サービスなどあらゆる分野におけるAIニーズをサポートし、社会をよりよい未来へ導くことを目指しています。
https://www.tomorrow-net.co.jp/
サービスに関するお問い合わせ先
株式会社トゥモロー・ネット AIプラットフォーム部門
下記よりお問い合わせください
https://cat-ai.jp/contact/
※記載されている会社名、製品名、サービス名は株式会社トゥモロー・ネットまたは各社の商標もしくは登録商標です。
この記事の筆者

株式会社トゥモロー・ネット
AIプラットフォーム本部
「CAT.AI」は「ヒトとAIの豊かな未来をデザイン」をビジョンに、コンタクトセンターや企業のAI対応を円滑化するAIコミュニケーションプラットフォームを開発、展開しています。プラットフォームにはボイスボットとチャットボットをオールインワンで提供する「CAT.AI CX-Bot」、生成AIと連携したサービス「CAT.AI GEN-Bot」を筆頭に6つのサービスが含まれ、独自開発のNLP(自然言語処理)技術と先進的なシナリオ、直感的でわかりやすいUIを自由にデザインし、ヒトを介しているような自然なコミュニケーションを実現します。独自のCX理論×高度なAI技術を以て開発されたCAT.AIは、金融、保険、飲食、官公庁を始め、コンタクトサービスや予約サービス、公式アプリ、バーチャルエージェントなど幅広い業種において様々なシーンで活用が可能です。